ミカンの木、ピンチ!【1】 虫にやられてスス病に… 

ウチには2本のミカンの木があります。
1本が畑、もう1本が庭です。

毎年不思議なことに、片方のミカンの木が豊作で、もう片方が不作になります。
おかげで毎年ミカン狩りを楽しんでいます。

もはや子供たちに至っていは、ミカン狩りに友達を呼ぶことを毎年の恒例のイベントにしてしまっている始末…。
ミカンの実り具合は切実です!

でも…今年はちょっとピンチなんです。
前兆は、見返せば春ごろからありました…。




今年は庭のミカンも畑のミカンも白い花を満開に咲かせました、が…

庭のミカンと畑のミカン、そして面白いことに、同じミカンの木ですが違いがあります。
庭のミカンは秋の真っただ中に収穫を迎えて、甘くて小ぶりです。
畑のミカンは晩秋に収穫を迎えて、庭のより酸味があって大きいです。

おととしは庭のミカン、昨年は畑のミカンが豊作でした。
今年は庭のミカンがたくさん食べられるな~と思っていたら…
嬉しいことに両方のミカンが満開の花を咲かせたのです!

5月8日、庭のミカン


5月8日、畑のミカン


畑の方は、どの角度から写真を撮ってもよそのお宅が写ってしまう…。
なかなか撮影しにくいです…。

花からは、とてもすがすがしい香りがします。
香りに誘われてついついミカンの木に足を運ぶのは人だけではありません。ハチもたくさん飛んできて、受粉を助けてくれています。
ありがたいです。はい。

こりゃあ、今年は豊作だ!
いつも以上にお友だちやご近所、親戚にも舌鼓を打ってもらえる!
と思って喜んでいたのです。

いたのですが…
7月に入って、庭のミカンの木に異常を発見したのです。


ミカンの葉が…真っ黒に!

7月半ばになって、ミカンの木の葉が真っ黒になっていることに気付きました!
異様です!!


『耕す母』畑担当は、当初これを見て「日焼け!!??」
と思ったそうです…。

いやあ、猛暑の太陽をガンガン浴びていたもので、日焼けと考えるのは人情的にわからなくもない…。
でも、面白い発想だなあ、と、感心してしまいました(笑

でも、笑っている場合ではありません。
発見から数日後、試しに畑担当が「どうもおかしい」と葉をこすると…
黒いのがふき取れる!!

これはただならぬことだとようやく気付き、とりあえず黒いのを取ることにしました。

とりあえず、葉に、ホースで水をかけまくりました!
水圧で黒い何かを取ってしまおうと考えたようです。
しかし、黒はびくともせず…。

仕方がないので葉をこすることにしました。
こするときれいにはなるのですが、なにしろ生い茂ったミカンの葉…
らちがあかない

ここまで自己流でがんばっていた畑担当ですが、さすがにさじを投げます。
(ようやく)原因を調べてから、改めて差対策をたてることにしたのです。


病気の名前は「スス病」 原因は風通しの悪さ!

調べたところ、葉が黒くなる病気の名前は「スス病」でした。

現在の黒い葉では、光合成ができません。
光合成ができないと、枯れてしまいます…。

そしてこの黒い色は、カイガラムシとアブラムシが葉にフンをして、フンの中の糖分が固まったものです。

葉に虫が居ついてしまう原因が、風通しの悪さです。
葉が、茂りすぎているというわけです。

すでに遅いですが、予防は剪定です

我が家でも剪定はしていました。
でも、剪定をしていた『耕す母』の畑担当は、剪定にビビっていたのです。

実はこの家を購入したのが5年前。
ミカンを育てるのもまだ5年目です。
シロウトです。

素人の剪定では大胆な事が出来ず、木の表面あたりの枝をチョキチョキするくらい。
本来なら枝の根元から切るべきなのですが、畑担当曰く「そんな勇気はなかった!!」と胸を張っていました!?

枝の先をチョキチョキする剪定をした結果、どうなったかといいますと…
なんと、葉が生い茂って、全く風通しの悪いミカンの木が出来上がったのです!!

わさわさしています。
これを見て「すごい茂ったね!」とみんなで喜んでいたのが、今となっては懐かしい…。




実はスス病は春先からかかっていた!

スス病であることがはっきり分かったのが、7月末。
しかし、今回このブログを作成する過程で、すでに春先にスス病になっていたことに気付きました。

こちら、4月22日、庭のミカンのつぼみの写真です。
かわいいです。


このころはミカンの木が元気だったのになぁ、と、写真をよく見ていると、
あれ?

この葉はもしかして…
拡大してみます。

葉についている黒い点…なんと、すでにこの時点で病気になり始めていたようです!
春にはすでにかかっていたとは…写真を撮っておくものですね。

この時点で黒い葉が病気だと知っていたら早期発見早期治療ができたのに…
知らない素人手探りファーマーは放置してしまったのです…。

しかし嘆いてもしかたありません。
ミカンの木、ピンチ!【2】
では、『耕す母』畑担当のミカンの木、救済奮闘記をおつたえします!


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2 件のコメント :

  1. こりゃたいへんだ!! ナスもキュウリも風通しを良くするために、収穫時に剪定しますが、同じですね。 
    木ももちろん剪定します。昔から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」といいますが、みかんも同じだったとは。 
    是非、続編をUPしてください。  今年はミカン狩りできんですね(泣)

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    1. 毎日頑張っています。自然農法の大先輩が「何年たっても新人よ」と言われていた意味を実感してます…。まあ、それほど長い時間はしていませんが(汗
      庭のミカンはアレですが、畑のミカンは頑張ってくれています。このまま何事もありませんように…。

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